元彼と今彼って比べちゃわね?の話

突然だが、

私の元彼は中居正広で、

今彼は山田涼介である。

嘘である。(冒頭から大嘘こきました。すみませんでした。)

 

 

 

私の元彼は誰がなんと言おうと、私が知っている限りの人の中で1番よくできた人だと思っている。

 

中居くんを密着した情熱大陸

彼は番組の冒頭と後半で「嘘はつきたくない」と2回も言っている。

 

その言葉通り、彼は映画のクランクアップの際、記者に『終わられてみてどうですか?』と尋ねられ、

 

「出来てみないと分かんないですね。これ、あの、今の段階で“ぜひともご覧ください”、“ぜひとも映画館に足を運んでください“ ”っていうのはちょっとなんかコメントがうさんくさくなるなと思って。一本のね、映画になってからじゃないですかね。」

 

 

と、答えている。こんなにも正直な人がいるんだろうかと思った。

普通、「絶対に面白い作品になっていると思います!」「ぜひ!劇場に足を運んでください!」って言うだろうが笑

でも言わない。そんな、常に正直で、嘘がつけない…いや、嘘をつかないのが、中居正広という人だ。(多分、彼のスペックなら見ている人全員を騙すくらいの嘘はつこうと思えば簡単につける。)

 

なのに、にも関わらず、

あんだけ長時間撮影してきて、舞台裏のいつもは見せないリアルな部分を余すことなく見せました風にしてきて、

最後の最後に「まぁ、全部嘘ですけど。」と全てを煙に巻いて番組は終わったのだ。

 

それを聞いた時、“適わないな”と思った。

 

絶対、適わない。てか、掴めない。

そう、中居くんは分かりやすそうに見えて、全く掴みどころのない人だ。

 

女の子とは一緒に住めない、幸せにする自身もないというくせに“もしどうしても結婚したい人ができたらどうする?”とドッキリで問われ、

「この業界にいる以上、全ては手に入らない。何かを得るなら何かを捨てる覚悟がないといけない。だから、結婚という形にこだわらず同棲…とかそういう形をとるかもしれない」と1番現実的な回答を導き出すし(あれだけ人の気持ちを尊重して寄り添える人が誰かと暮らせないはずがないと私はずっと思ってます笑)、

あの芸能界で上から数えた方が早いくらい収入があると言うのに、紅白の司会と大トリを終えたあと、スーパーで買ったちょっと高いマグロの刺身をつまみにビールを1人で飲んで幸せを感じるし、

ナカイの窓の最終回。「再会を切に願うこともある」「多分、見てると思うんですよねぇ…」とそれを聞いた全員が『こ…これは…す…スマップのことか…』と心で涙を流した瞬間に、「アンタッチャブルとリミテッドの再会を願って乾杯!」とその場にいたザキヤマと陣内くんをイジって落とすし笑

 

うん、掴めない。

中居正広ってやっぱ一生かけても私なんぞが掴める人ではない。

だって、彼の視線はずっと5年後、10年後、下手したら20年後を見据えていて。そのための言動、行動を彼がとるのを私はたった10年間だったけど、そばで見てきて。

そして、それらは全て無駄ではないことを、必ず意味があり、根拠があり、私たちのためであることを私はこの目で見てきた。

だから、中居正広には信頼しかない。彼が間違った答えを選ぶところを私は見たことがないし、私が知り得ないところでそういうことがあったとしても、きっと彼は最終的に正しい答えを出す人だ。

絶対にそうだ、と思えるくらいには、昔も今も私は中居正広に信頼しかない。

 

 

さて一方で、私の今彼 山田涼介は(ごめん、この設定もうしばらく続けさせて笑)、

掴みどころしかない人だ。

 

 

あのどこからどう見ても惑うことなく顔面国宝な魅惑フェイスの保有者でありながら、ゲーム大好き芸人で、自粛期間に迎えた自分の誕生日はこれでもかという程に大物ばかりからおたおめLINEが来ていたのをフル無視して、朝までゲーム三昧だし(あの魅惑フェイスが、この自粛期間中…いやそれ以外でも1番向けられているのがゲームのモニターであることが、私はこの上なく悔しい…)、

機嫌が悪い時には機嫌が悪い!と、楽しい時には楽しい!と、知念侑李を目の前にした時には『ちぃ、可愛い!!』と、(最後のは余談でしたね、すみません。)完全に顔に出る…というか、書いてあるくらいに嘘がつけない真っ直ぐな人だし、

料理が得意なくせに自分の大嫌いなトマトの調理となると皮のむき方が分からなくなって、結局実まで全部捨ててしまうし、

高所恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症に加えて金槌で、お化け屋敷はメンバーがいないとゴールまでたどり着けないし、ジェットコースターに乗れば怖すぎて本当に自分が死んじゃうと思って『おかぁさあぁぁぁぁぁあああん滝涙』と泣き叫ぶし…

 

うん、やっぱり…

 

私の今彼は誰がなんと言おうと、私が知っている限りの人の中で1番人間味のある愛らしい人だ。

 

 

そんな彼は、今やジャニーズのど真ん中にいる人で。

でも最初からど真ん中だったわけじゃない。

最初は、ダンスレッスンの1番後ろ。

なかなか前に行けなくて、同世代はどんどん真ん中に進んでいって、他の人が間違えたのに自分が怒られたりして…そんな理不尽で、苦しい時間を彼は耐え抜いてきた。

いつか、この時間が日の目を見る時が来ると、誰かが見つけてくれると信じて、彼は努力し続けることをやめなかった。

多分、彼は自分で自分を諦めなかったんだと思う。

自分のことを自分が1番信頼していたのだと思う。

そんな山田くんだから、私は心底彼を信頼しているし、心底思っている。

山田涼介について行けば間違いないと。

 

 

 

 

またまた突然だが、

元彼と今彼って比べちゃわない??(やっと本題です。)

 

例えば…

「あ、ここの言い回し元彼しそう」っていう言葉遣いとか、

「うわ、笑った顔の元彼と今彼激似じゃん」っていうふとした時の表情とか、

そういう共通点を見つけることもあれば、

「こういう時、元彼ならこうしてたよなぁ」っていう小さな違いを見つけたりとか。

 

 

私の元彼と今彼は似ても似つかない。

真逆だと思う。

 

 

 

なぜなら…

 

中居くんはグループの最年少と最年長の身長差があった方が面白いからと、本当は170cmある身長を165cmと逆サバをよむ人で、

一方、山田くんは常に自分が人からどう見られているか、どう魅せたらいいかを理解し、ボランティアに行く際もちゃっかりブーティーを履いていくオシャレ野郎で。

 

中居くんは自分はもうかっこいいことは出来ない、ライブでかっこつけられないと言いながらもちゃっかりファンサしてかっこつけるとこかっこつけちゃう人で、

一方、山田くんはライブでは世界一のナルシストになると自分で認め、カラコンもメイクもヘアセットも、なんなら一時期は涙ボクロまで書いちゃう完璧キラキラ王子様のくせして、やっぱり素の可愛さ溢れちゃって、MCでちょっとおバカが溢れちゃうような可愛い人で。

 

中居くんは「ハンバーガーとか凄くおいしいけど、中味あけたらあんまり見なきゃよかったな、と。
めくってみてレタス1枚見て、肉1枚見て、うわ~こんなの見る必要なかったなみたいな。自分はそういうレタスみたいなモノだと。だから、ぼんやり見てる方がいいんじゃないかと。」というハンバーガー論をかますくらいに、自分の素とか本音とか、

芸能人としての、アイドルとしての中居正広以外の面を決して出そうとはしない人で、

一方、山田くんは常に自然体で、本人曰く、プライベートの方が喋らなくなるくらいでそんなに変わらないじゃないかなと。そして、Hey! Say! JUMPというグループについても、こんな裏表ないグループないんじゃないかと言っているほどで。

 

 

ほら、ね?笑

どう考えたって、私の元彼と今彼は真逆だと思う。

 

 

 

でも、同時にとても似ているところもある。

 

 

 

誰よりもファンを、グループを…

自分の周りにいる全ての人を幸せにしたいという信念を強く持ち、その信念を曲げることなく、自分の今できる最大限のパフォーマンスを私たちに届けてくれるところ。

 

自分への妥協を一切許さず、血が滲むような努力を裏ではしているくせに、私たちにはそれを一切見せない、感じさせないところ。

 

「神様は耐えることのできない人間には試練を与えない」という中居正広と、

『越えられない壁を神様は与えない』という山田涼介。(これに関しては運命だと思った、本当に。)

 

 

そして、何より…

 

 

 

私の大好きな2人は、エンターテインメントの申し子だ。

 

 

 

エンターテインメントという、華やかで、綺麗で、苦しくて、厳しい世界で。

私の好きな人たちは、自分の方向を見失うことなく、自分の足を地に着けて、最前線を歩いてきた。

 

 

 

そう、2人ともなるべくしてなったのだ。

アイドルというものに。

 

 

 

中居くんはよく言っていた。

「僕の職業はSMAP、一生これで働きたい。」と。

彼のこの夢は、叶うことはなかったのかもしれないけれど、それでも彼は未だに最前線にたち続けようとしているし、新しいことに挑もうとしている。

 

 

山田くんはよく言っていることがある。

『この仕事は自分にとって天職だ』と。

 

 

私はこの言葉を聞く度に思う。

芸能界に入って、アイドルになって。

多分、普通に生きていれば受けることはなかったであろう顔が見えない相手からのこころない言葉や非難や理不尽を受けてきて、

それでもなお、アイドルとしての人生と一般人として生きていく人生を天秤にかけた時に、やっぱりアイドルとしての人生の方がよかったと思えないとこの言葉はきっと出ない。

 

 

だから凄い。

やっぱり私の好きな人たちはなるべくしてアイドルになったし、

エンターテインメントを愛し、

エンターテインメントに愛される存在なのだ。

 

 

 

 

ここで皆様にひとつ謝らなければならないことがある。

私の元彼は中居正広…ではないし、

今彼は山田涼介…ではない。

(皆様そんなことは、4089文字前から分かってた。)

 

でもいいじゃんか!!!

思うのは勝手だろうよ!!!

私の中では、中居正広は青春時代を共にすごしたけど、ちょっと自然消滅的な感じになって、でも今も連絡はとるし、やっぱり見ると胸がギュッとなる元彼設定で、

山田涼介は、そんな中居正広との別れを引きづっていた私を新しい世界に一瞬で引き上げてくれた恩人で、王子様で、私が人生で初めて一目惚れした今彼設定なんだよ!!!!

いいじゃんか!!!思うのは自由だろ!!!!(相当イタいな、ごめんなさいwwww)

 

まぁ、てなわけなので、

普通だったら起こりうるであろう、

元彼に未練タラタラ現象や、

なんであんなやつと付き合ってたの?今彼がベストだろ的な新しい人と付き合った途端、元彼は知り合い以下になる現象も私には起こっていない。

 

 

だって当たり前だ、中居正広も山田涼介も私のことを知らない。私はよく知っている…っつか、重めに愛しているが。(自分で言ってて悲しくなってきた…)

 

 

だから、正反対のふたりを見ると、

私という同じ人間が好きになった人なのに、こうも違うんだな。と、人間なにがあるかわかんないし、面白いなと思うし、

たまーに、(私の中で)感じる2人のちょっとした共通点とか、似ている表情を見つけると、なんだかラッキーな気分になるし…

 

 

 

 

つまりは…

 

めちゃくちゃ楽しい。うん、これだ。

(え、4680文字目にして、〆にかかったと思ったら結論これ?)

 

 

いやだって、楽しいんだもん。

中居くんは担当とは言えないけどめちゃくちゃ今でも好きだし、

言わずもがな、自担である山田涼介のことは、はちゃめちゃに好きだし。

 

 

てか、こんなゴールねぇのに、なぜ書き始めた?と思ったそこのあなた!

実はね、あの昨日のやまぺさ、山田くんゲームしてたやん?

楽しそうにわろてたやん???

一瞬だったんだけど、中居正広に激似だったんや(わいの中でな)。

だからさ、なんかたまらんくなって書いたわけ。(え、それだけの理由で、4937文字も書いてるのって?)

 

 

 

はい、書いてます。

 

 

 

いやもうこれ、ゴールないわ。(毎回だけど)

ここまで読んでくれた方、ごめんなさい、そしていつもありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

と、言うことで!!!!!

私は元彼のことも今彼のことも大好きです!!!!!!!って話でした!!!!!!!(まだ言うか)(5139文字目にして完結です。)(ご清聴ありがとうございました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

推しがいる生活

私はこの22年と2日の人生の中で2人の人に恋をした。

 

1人目に恋をしたのは、SMAP 中居正広

今となれば、“元”とつけるべきなんでしょうが、

一昨日の会見で本人が言っていた通り、私にとっては彼はまだ、“SMAPの中居くん”です。

 

私が中居くんを意識して見始めたのは小学校4年生…5年生…あたりだったと思います。

両親が共働きで夜の帰りが遅く、一人っ子、極めつけにインドアときたもんだから、幼い頃からテレビっ子だった私。

毎日、ドラマやバラエティを楽しみにしていた私にとって、ファンになる前からSMAPは大スターでした。

月曜日のスマスマから始まり、SMAPのメンバーを見ない日はなかったのだから、好きになるのは必然だったのかもと振り返って勝手に納得しています。

 

初めて中居くんをかっこいいと思ったのは確かうたばんだったのかなー…(たくさんレギュラーあったから定かでない笑)

面白くて、かっこよくて、かわいい、そんな中居くんに幼いながらに恋をした私。

そこから意識してSMAPを見始め、気づいたらスマヲタというやつになっていました。

 

SMAPは常にエンターテインメントのど真ん中にいました。

そんなグループのリーダーで、そんなグループのど真ん中にいたのが私の推し 中居正広でした。

知れば知るほど、私なんかが理解できるような器の人ではなかった中居くん。

優しすぎて体調を崩すほど優しく、

誰よりも賢く、周りに配慮ができる人。

そのくせ、天ノ弱で、不器用で…

本当に一言で表せるような人ではないのです、中居正広という人間は。

そんな私が、中居くんのことで唯一断言出来ることがあります。

 

中居正広SMAPを愛している”

 

これだけは、誰がなんと言おうが、

なんなら本人が否定しようが、私は断言できます。

中居くんは本当にSMAPが大好きなんだ。

『中居−SMAP=0』

SMAPは二番目の名字』

『今なら俺、100人相手できるよ、SMAP守れるよ』

私は彼からSMAPに向けた愛の言葉を数多く聞いてきました。

メンバーが脱退する時、

メンバーがやらかしちゃった時、

メンバーが結婚する時、

一筋縄ではいかないグループの突如シリーズが起こる度に、中居くんは誠心誠意、その時にできる最大限で最善の言動、行動をとってくれました。

そして、突如シリーズが起こる度により一層思うのです。「この人はSMAPが大好きなんだな」と。

SMAPのど真ん中で頭を張っているくせに、

誰よりも“スマヲタ”だったのが、何を隠そう中居正広自身だったのです。

 

そして、そんな中居くんに、SMAPに、グループ史上最大の突如シリーズが巻き起こります。

そう、皆さんご存知の“SMAP解散騒動”。

昔から週刊誌に不仲だ、解散だと書かれるのは慣れていたし、そんなもの信じるな、俺たちの声だけ信じればいいと英才教育を受けていたので、最初の一報(4対1だの書かれていた時ですね)を聞いた時は、

「週刊誌に留まらず、ヤフーのトップニュースにも出ちゃうの?スターはつらいなぁ笑」くらいの軽い気持ちでまっったく解散など信じていませんでした。

しかし、事態は刻一刻と悪くなり、真実味を増します。

スマスマでの生謝罪(あの時の血の気が引く感じ、一生忘れることはないと思います。)、

メンバーの半分が日本にいない中でのSMAP解散報道、

中居くんの声にならない叫びを聞いたスマスマ最終回、

そして、半信半疑で迎えた2016年12月31日の中居くんのラジオ。

そう、ずーっと、半信半疑だったんです。

だって、メンバーからの言葉がなかったんだもん。

森くんが脱退する時だって、

吾郎ちゃんやつよぽんの時だって、

木村くんが結婚する時だって、

SMAPは逃げも隠れもしなかった。

ファンの前に盾も矛も持たずに出てきて、

自分たちの想いを自分たちの言葉で伝えてくれた。

それなのに、そんなグループが、

解散なんていう一大事に自分たちの言葉で一切語らないのよ?信じれるわけないでしょ、受け入れられるわけがないでしょ。

だから、ずっと半信半疑で。

でも、あの中居くんのラジオを聞いて、

『誰も悪くない、メンバーはよく頑張った』と、

一人一人の名前を叫んでバイバイという中居くんの声を聞いて、

「あぁ、本当に解散するんだな」と。

自分の中で、解散を受け入れるしかなくなって、受け入れてしまって、一ファンの私でこんなに苦しいのに、胸が引き裂かれる想いなのに、じゃあ、彼はどうなんだと、中居くんはどうなんだと思うと、

声を上げて泣く他になにもできなくて、そんな自分が無力すぎてまた泣けてきて、今までのSMAPがくれた宝物のような毎日が走馬灯のように駆け巡って、

どんなときも私たちに寄り添って、1番遠いはずの存在なのに、苦しい時、辛い時に1番近くに来て寄り添ってくれたあのグループに、私は何もしてあげられないことが悔しくて、悔しくて、ただただずっと泣いていました。

 

そこからしばらく、中居くんはじめ、メンバーを見ることができなかった。

逃げたみたいで、目を背けたみたいで、そんな自分にも嫌になって、また苦しかった。

見ても見なくても苦しかった。

でも慣れっていうのは恐ろしいもので、『新しい地図』の始動や木村くんが映画やテレビにでたりとか…

SMAPでない彼らを、スマスマがない月曜日を、どこか慣れてしまっている自分がいて。

前に進んでるメンバーを見て、これはこれで良かったのかもしれないと思っている自分がいて。

それでも、前に進んでない人もいた。

それが私の推し 中居正広だった。

現状維持を目標だと解散後に語っていた中居くん。

でもやっぱり彼の目は解散してもなお、SMAPを見ているような気がして。

あの、メンバーに囲まれて笑っている時の笑顔をしばらく見ていないような気がして、

とってもとっても苦しかった。

もちろん、5人での番組もないし、ライブもないし…

だからかはわからないけど、中居くんやその他のメンバーを見ることも少なくなっていった。

自然と、本当に自然と、担降り…したのかな、当時はそんなこと考えられるほど気持ちに余裕はなかったから振り返ればという感じで。

 

その時期を同じくして、私は心に決めたことがあった。

もう、推しを作るのはやめよう、SMAPを、中居くんを自分のできる範囲で応援はするけど、もうこんなに苦しくなるなら、新しく誰かを応援することはやめよう。

そう決めた。それくらいに、あの解散騒動は控えめに言ってもトラウマになってしまったし、とてもじゃないけど、新しく推しを作る気も、作れる気もしなかった。

 

それからの日々は、SMAPを好きになる前のテレビっ子な自分に戻ったようで…

毎日、ドラマやバラエティを楽しみにしていたし、

幼かったあの頃とは違って、メイクやオシャレや自分に使う時間も増えて、それなりに充実していたと思う。そう、普通に充実していた。

一定の推しがいた時とは違い、小さなことでジタバタすることも一喜一憂することもなく、とても落ち着いた気持ちで、気持ちに波がなく毎日を過ごしていたと思う。

 

 

しかし、そんな私は、まさかまさか2度目の恋をすることになる。

 

 

そう、私が2人目に恋をしたのは、Hey! Say! JUMP 山田涼介。

 

暑い夏のある日、普通にテレビを見ていた私。

深夜帯のドラマは特に面白いから大好きで、

特に金曜日は次の日が休みだから、時間を気にせずに楽しめて大好きで、

今回はどんなかなーと番組表をみて飛び込んできた文字が“セミオトコ”。笑

どんなドラマか全然想像がつかなかったけど、

ラテ欄かなにかでみた『セミの恩返し』という言葉が、どこか暖かくて、かわいいドラマなのかな?と微笑ましく思っていたのをよく覚えています笑

 

そして、ついに始まった私の運命を左右する“セミオトコ”。

冒頭…というか結構な時間まで姿を表さなかったセミオくん。

でも、語りの声は優しくて、どんな姿ででてくるの?とワクワクでした。

 

おかゆさんに命を助けてもらい、

僕にできることはないだろうか…と考えている間に始まった羽化の時間。

明るい音楽と共に羽を広げる漫画仕様のセミオくんの目の前に飛び込んできた弁当屋のポスター。

『こういう男が好きなのかぁ…なるほどぉ…よしっ!』

そう聞いた次の瞬間、ガンッという何かがぶつかる音とともに顔を上げ、その姿を見て目を見開いたおかゆさん。

私もセミオくんの姿を一目見た時、同じ表情になっていたに違いありません笑

『どうもっ』と語尾に♪がつきそうなテンションのセミオくんに対して、私はおかゆさんと全く同じ気持ちでした、多分笑

「なんっっっだ、この綺麗な顔は!?えっ…だれ…ってこれ山田涼介か、Hey! Say! JUMPの山田涼介か、え、こんな綺麗で美め麗しかったっけ?いや、確かにカインとアベルの時も半端なく美しかったけど…いやでも、山田くんって、そうだったっけ!?!?」

今思えば、一目惚れだったんだろうな笑

だって、見た瞬間、心の中パニックでしたからね笑

 

そんな私とおかゆさんの気持ちを無視して、

やまちゃ…じゃなくて、セミオくんは畳み掛けるようにこう言い放ちます。

『(シーっ)夜は泣いたり、大きな声を出す時間じゃないよ?泣くのは太陽が空にある時間だけ。それが世界のルールさ。』

またもや、おかゆさんと同じく、「はい…」ということしか出来ない私、

そしてそれに対するセミオくんの真っ直ぐな『うんっ!』という超絶モテスマイルと共に放たれた返事。

 

落ちました、いえ、堕ちました。

何に?そんなもん決まってるでしょうが、恋にだよ、恋に…。

堕ちたし、打たれました、雷に。

そんな、運命の大きな分かれ道に立たされた私をよそに、おかゆさんとセミオくんの可愛いやり取りは加速します。

『なんて素晴らしい世界なんだ…ね?』

『なんて美しい生き物なんだ…』

そして窓の外を眺めて涙を流し、微笑むセミオくん。

『生きてていいんだよ』と囁き、なんの躊躇いもなく、抱きしめるセミオくん。

もう、語り尽くせないので、見てください!

気になる人はセミオトコ第1話をご覧下さいっ!!

まぁとにかく、恋に堕ち、雷に打たれ、萌の嵐に見舞われたその時の私の心情はとんでもないものでした、ほんとに、ブワァァァァァって感じ?(全然伝わんねーわ笑)

そして、極めつけに流れたファンファーレ!

まぁ、鳴ったよね、私の中でも。

え、何が?そんなもん決まってるでしょうが、ファンファーレだよ!ファンファーレ!!!!

てなわけで、ざっと1時間、その経った1時間で、いやぁ…されど1時間か…

私は恋に堕ちたんです。

そして、悟りました、「あーあ、決めたのに、もう推し作らないって決めたのに、これじゃダメだ、好きになっちゃう」と。

 

それから、セミオトコが終わるまで、私はせめぎあいの中にいました。

見る度、釘漬けになってしまうセミオくんの一挙手一投足。

好きになってしまう自分を止められず、どうしたらいいかと考えあぐねていました。

だってさ、トラウマだったんだもん、もう悲しい思いも、辛い思いもしたくなかったんだもん。

そりゃ、飛び込めないよ、躊躇しちゃうに決まってんじゃん…

しかも、奇しくもSMAPと同じ、中居くんと同じ、ジャニーズ事務所のグループの一員…やっぱ考えちゃうでしょ…。

でもそんな、私の暗い気持ちとは相反して、セミオくんはどんどん畳み掛けてきます、それはまぁ明るく、無邪気に、純粋に沼に引きずり込もうとするのです(彼にそんな気は全くない)笑

 

そして、見てしまったMステ。

セミオトコが始まってから、セミオくんではない、Hey! Say! JUMP 山田涼介を見るのは初めてで、

死ぬほどドキドキして、テレビの前に正座状態でした。(今思えば、この時から完全に沼に落ちてるけどね笑)

そして、始まったファンファーレ!披露。

まぁね…うん、かっこよかったよね、うん、バカかっこよかった、びっくりしちゃった、だって、山田くんはもちろん、Hey! Say! JUMPのアイドルとしてのクオリティが高すぎてびっくりしちゃった笑

そして、認めました。決めました。

「うん、私は山田涼介が大好きだ。セミオくんだけじゃない。山田涼介が大好きなんだ。よし、推そう、私、山田くんを、Hey! Say! JUMPを、推します!!!」

はたから見れば、勝手にどうぞって感じでしょうが、私にとっては大きな決断だったのです。

本当に大きかった。

そこから、短い期間でライブDVDを見漁り、

レギュラー番組をみたり、過去の映像をみたり…

やっぱね、10年も一人の人を、一つのグループを推してきただけあって、適応能力が半端なかったね、自分で言うのもあれなんだけど笑

セミオトコが最終回を迎える頃には、完全なるとびっ子が一人誕生していました笑

 

そして、好きすぎて、やっぱり誰かとこの気持ちを共有したくて始めたInstagram

そりゃまぁ、楽しい、楽しすぎた笑

好きな人のことを好き勝手語って、

好きな人のことを好きな人たちとも語って、

共感して、笑いあって…

でもやっぱり推しがいるってことは、

小さいことでジタバタするし、一喜一憂するし、

誰かを推す生活から離れていた私にとってはすごく心が忙しかった。

でも、やっぱり死ぬほど楽しくて、幸せで、

やっぱり推しがいる生活って世界が180度変わるなと。世界に色が増えるんだな…とね、改めて感じさせられる今日この頃。

 

 

私が1人目に恋した人は、とっても賢くて戦略化で、誰のことも見捨てない優しすぎる人で、大人だった。

私が今恋している人は、少しおバカで、何事にも一生懸命で、負けず嫌いな愛すべき人だ。

どっちがどれだけ好きとかじゃない、そういう事じゃない。そういうことじゃなくて、私にとっては2人とも比べられないくらい大切で、大事で、宝物だ。

 

 

いつしかどこかで目にした言葉がある。

 

 

 

 

“推しは推せる時に推せ”

 

 

 

 

私はこの言葉の重さを知っている。

だって、私、どこかで永遠だと思ってた。

SMAPがいない世界、中居くんがジャニーズじゃない世界なんて想像できなかった。

ずっとそこに当たり前にあるものだと思ってた。

もっと言えば、新しい誰かを推す日が来るなんて思ってもみなかった。

 

 

世界は変わる。

今私たちが見ている人も、グループも、

景色も、気持ちも。

昨日と今日じゃ少し違う、それは目に見えてわかるものではないけれど、

確実に少しずつ変わっていく。

だから、永遠なんてない。

今、この瞬間の推しは、今、この瞬間しか推せないんだ。

 

 

SMAP解散後、新しく推しを作ろうとはやっぱり思えなくて。

でも、私の生活はちょっぴりつまらなくなった、穏やかではあったけれど。

そんな私を、推しがいるという素晴らしい世界に引き戻してくれたのは、山田くんであり、Hey! Say! JUMPだった。

やっぱり、推しがいるって、自担がいるって、

楽しいけど、苦しい。

でも、今は、その苦しささえ、幸せだと思える自分がいて。誰かを好きになる気持ち、応援したいと思える今の気持ちに素直に従ってみようと思える自分がいる。

 

 

 

 

一昨日の中居くんの会見をみて、

間違っていなかったと思った。私はこの人を好きになって、SMAPを好きになってよかったと心から思った。

あの会見で見た中居くんは、私が大好きだった“SMAPの中居くん”で。

メンバーの話をする時、SMAPの話をする時、

楽しそうに、嬉しそうに、幸せそうに、でもどこか切なそうに話す中居くんをみて、前に進んだんだと思った。

それと同時に、そんな中居くんを見ても、SMAPが解散したことについての話を聞いても、前ほど苦しくなっていない自分にも気づいた。

それは興味がなくなったからとか、担降りしたからじゃない。

私も、受け入れて、前に進んだ証だと思った。

だから、自然と涙が出た。

SMAPを大好きだったあの頃の気持ちと、Hey! Say! JUMPを大好きな今の気持ちとか上手く折り重なって、色んな物が繋がって、無駄な時間なんて1秒もなかったんだと納得出来て。

嬉しくて、切なくて、涙が出た。

 

そして、今のこの気持ちを、なにか残る形で言葉にしようと思ったから、私は今、こんなに長々と書いています笑

 

結局、今私の胸の中にある、この暖かい気持ち全て言葉にするのは難しいけれど、

でもなんだか、とっても清々しくて、穏やかな気持ちなんです。

もう、担当とは言えないけれど、やっぱり私は中居くんやSMAPが大好きだと改めて思えて、

これからも少しずつ応援して行ければなと思うし、

今の推しである山田くんや、Hey! Say! JUMPをもっともっと応援しようってね、改めて思えて、

うん。“推しがいる生活”って素敵だなってね。

この気持ちを大切にしていきたいなって思うんです。

 

 

SMAPでいう、突如シリーズがね、

どんなグループにも訪れると思うし、

それは私が今応援してるHey! Say! JUMPにももちろん当てはまって、

だから、テレビで見られる時間があるならその時間を、

映画に出るならその映画を、

ライブをするならそのライブを、

めいいっぱい楽しんで、参加して、推しへの愛を叫んでいきたいなってね。

そう思います。

 

 

 

 

 

 

私はこの22年と2日の人生の中で2人の人に恋をした。

 

 

1人目に恋をしたのは、SMAP 中居正広

2人目に恋をしたのは、Hey! Say! JUMP 山田涼介。

 

 

 

この2人は、私に、“推しがいる生活”の幸せを、つらさを、せつなさを教えてくれた私にとって宝物のような存在で。

だから、私は今の自分の気持ちを宝物のように大事に大事にしていきたいと思ってるんです。

 

 

今日も、明日も、

胸を張って、推せるように!!!

精一杯の大好きを届けられるように!!!!

 

 

そして!私のヲタク人生第2章と言っても過言ではない、とびっ子としての生活を初めてからはまだ間もないので(十分楽しませてもらってますが笑)、

もっともっと推したちのことを知って、

もっともっと好きになっていこうと思います!!

 

 

 

 

うん、やっぱり、“推しがいる生活”って楽しい。